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FASHION 2018.04.10

ストリートブランドのフーディを比較検証

18min

THE BEST HOODIES OF
STREETWEAR BRANDS


今や、GILDAN (ギルダン) 製のボディを安く買ってプリントし、手軽にハウス (オリジナル) ブランドが作れる時代になった。パソコンさえあれば Shopify (ショピファイ) や Big Cartel (ビッグカーテル) を使って簡単にオンライン販売でき、インスタグラムを使えばお金をかけず宣伝もできる。

Anti Social Social Club (アンチソーシャルソーシャルクラブ) はその典型で、今では様々なブランドとのコラボレーションやポップアップを行っているが、ブランド発足当初は、GILDAN ボディにプリントして Big Cartel (現在は Shopify) で販売しているだけだった。ASSC は、運良くKanye West (カニエ・ウェスト) が着用してくれたおかげで今の地位を確立できているが、GILDAN だけでここまでビッグになれるブランドは一握りしかない。

ここ数年でストリートカルチャーの波が最高潮に達し、毎シーズン様々な国から新たなストリートウェアレーベルが誕生している。ラグジュアリーブランドもこのトレンドを意識せざるを得ない状況になり、ストリートを意識したアイテムやコラボレーションを展開している。

本稿では、ストリートブランドが力を入れている定番アイテムのひとつ、フーディ (パーカー) にクローズアップ。上記のように GILDAN などの有りボディを使用しているブランドもあるが、今回の特集では、生地から縫製までオリジナルで作っているブランドのみを厳選して比較検証。ストリートを意識したラグジュアリーブランドのポルトガル製フーディに8万円や10万円出すなら、こだわって作っているストリートブランドのフーディを5枚買う方が断然クールで賢明だというアンチテーゼも込めている。話は逸れるが、M+RC NOIR (マルシェノア) のフーディはポルトガル製だが、2万円程度で買える。縫製工賃がそれほど高くない (上代2万円でコストがハマる) ポルトガルで作ったフーディに10万円を付けているブランドが、どれだけ粗利を取っているかを洋服好き、ストリート好きならきちんと頭に入れておくべきだ。

検証ポイントやピックアップブランドは以下の通り。

検証ポイント
1. 生地の重さ (厚さ)
2. 生地のクオリティ
3. 縫製
4. フードの立ち
5. 価値と価格のバランス

検証ブランド
1. Supreme
2. NOAH NYC
3. Awake NY
4. Bianca Chandon
5. Know Wave
6. Paterson.

検証ポイントは、上記に加えサイズ感やシルエット、パターン、デザインについても記載。検証ポイントの1番から5番を★の数で評価。5つ星が最高点となる。プリントや刺繍は、各ブランドのモデルによって仕様が異なるため検証ポイントには入れていない。ちなみに、検証ブランドで落選したブランドは以下の通り。全ブランドのフーディを当メディアのエディターが何度も着用し、洗濯もした上で上位6ブランドを選定した。

落選ブランド
1. PALACE
2. KITH
3. Fucking Awesome
4. Fear of God
5. Anti Social Social Club

それでは、各ブランドごとに検証していく。


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近日中に正式ローンチ致します。第一弾はスニーカーヘッズ必見の当メディア独占スクープ記事、第二弾は某ブランドの未公開 SS18 新作スニーカー特集が決定しています。このプレミアム記事の最後に予告を掲載しています。楽しみにしていて下さい。



SUPREME


Corner Label Hooded Sweatshirt
Price: ¥27,000 (税込)
Color: Black
Size: Small
Made in Canada

Size Chart
着丈: 65cm
身巾: 56cm
肩巾: 47.5cm
リブ: 7cm
AH: 25.5cm

ジャスティン・ビーバーも愛用している 2018SS Week 1 でリリースされたフーディ。今シーズンから中国製のフーディが多くなり、切り替えが多いものや手の込んだデザインのフーディは基本的に中国製となった。Week 2 でリリースされた中国製の Diagonal フーディを手にとってみたが、縫製もアップリケも非常にクオリティが低く、糸の始末もきちんとされていなかった。このコーナーラベル フーディはカナダ製。

ジャガードでシュプリーム ロゴを配したサテンテープをフロントの裾に叩き付けたデザインのため、定番のカンガルーポケットではなく、脇の切り替えを利用したポケットを採用。シュプリームの定番のひとつであるハーフ Zip スウェットもこのポケットデザインを採用している。

サイズ感に関しては、XS から展開しているブランドもあるため比較するのは難しいが、他ブランドのSサイズと比べるとやや大きい。

縫製は、フードと裾・袖口のフライスの箇所のみ2本針ミシンで、袖下や脇はロック付け。Box Logo (ボックスロゴ) フーディなどで使用されているフラットシーマ (4本針) や3本針ミシンは、このモデルでは使われていない。縫製賃に関しては、フラットシーマが群を抜いて高いが、プライスは Box Logo とあまり変わらない。しかも、Box Logo は、針数の多い高価な刺繍に対して、こちらはテープ叩き付けのみ。ちなみに、中国製のフーディもプライスは変わらない。

生地の重さに関しては、以前に比べてペラペラになっている、という声を SNS やインターネット上でよく見かける。個人的な主観だが、2015年の Box Logo クルーネックなどに比べると確かに軽くなっている気がするが、去年のフーディと今シーズンのフーディを比べても大して差はない。ただ、中国製の生地は、重さも見た目の印象もカナダ製に比べ劣る。生地はいつものように裏起毛で、クオリティは以前と変わらず米綿のような乾いた感じで、ガサツな見た目と触り心地が特徴的。

シュプリームのフードは、センターに切り替え1つの2枚接ぎデザインを採用。切り替え1つの場合、尖った形状になり、切り替え2つに比べフードの立ちが決まりづらくなる。切り替え部分は生地が重なり厚くなるため、フードが立ちやすい。更に、切り替えが2つあると丸みを帯び、フードの収まりも非常に良い。

とにかくシュプリームは、日本でのプライスが高い。アメリカでは140ドル程度で買いやすいが、日本では価値と価格のバランスが崩壊している。

Supreme 評価

生地の重さ (厚さ)
★★★★
生地のクオリティ
★★★★
縫製
★★★★
フードの立ち
★★★
価値と価格のバランス



NOAH NYC


Core Logo Hoodie
Price: ¥18,360 (税込)
Color: Heather Grey
Size: Medium
Made in Canada

Size Chart
着丈: 70cm
身巾: 57cm
肩巾: 46cm
リブ: 7.5cm
AH: 27cm

NOAH x The Cure Hoodie
Price: ¥21,384 (税込)
Color: Black
Size: Medium
Made in Canada

Size Chart
着丈: 67cm
身巾: 57.5cm
肩巾: 47.5cm
リブ: 7.5cm
AH: 26cm

昨年末に The Cure (ザ・キュアー) とのコラボレーション でリリースされた花柄の Core Logo フーディと今シーズンにリリースされた定番の Core Logo フーディ。シュプリームの元クリエイティブ・ディレクター Brendon Babenzien (ブレンドン・バベンジン) が手掛ける NOAH (ノア) の中で一位二位を争う人気のフーディ。当初は、どちらか一つのみ掲載しようと思っていたが、同じ Core Logo フーディで、同サイズにも関わらず、着丈が3cmも違ったため両方掲載することにした。個体差はあるとは言え、3cmというと1サイズ程度着丈が違う。モデルによってアメリカ製もあるが、NOAH のフーディは基本的にカナダ製。

グラフィックはどちらもラバープリント。The Cure の方は全面に花柄をあしらっているため、定番の Core Logo に比べプライスが高くなっている。花柄はラバーや顔料プリントではなく、着抜 (抜染して色入れ) のため、風合いが柔らかく着心地もいい。個人的には、プライスが上がってもいいので Core Logo の刺繍を出して欲しい。ただ、ラバープリントのクオリティは高く、何度か洗濯しているがひび割れなどは一切ない。

サイズ感に関しては、一般的な Mサイズと言える。NOAH は、XSから展開しているので女性でも問題なく着れる。ただ、上記で述べたように個体差には注意が必要だ。

縫製に関しては、フラットシーマと3本針を駆使した完璧な仕上がりとなっている。裾・袖口だけではなく、細腹 (脇) にもフライスを使用したヴィンテージ仕様を採用。

生地の重さは、公式で 12oz (オンス) と謳っている。ヘビーウェイトの裏起毛で重さはシュプリームと変わらないが、触り心地はシュプリームに比べ少しソフトな印象がある。杢の色目は、シュプリームよりも少し濃く、個人的に好きなカラーだ。

フードは、切り替え2つの3枚接ぎ仕様となっている。NOAH のフードスピンドル (ヒモ) はシュプリームに比べ長い。個人的に長いのは好きではないので購入後にカットした。フードの立ちとおさまり具合は、NOAH がナンバーワンと断言できる。

価値と価格のバランスに関しては、ベイクルーズの頑張りもあって、送料や関税を考えても海外との差はほとんど無い。刺繍ではなくプリントとは言え、シュプリームと1万円の差は非常に魅力的。

NOAH 評価

生地の重さ (厚さ)
★★★★
生地のクオリティ
★★★★
縫製
★★★★★
フードの立ち
★★★★★
価値と価格のバランス
★★★★



AWAKE NY


Logo Hoodie
Price: $140 (送料込で約19,000円)
Color: Black
Size: Medium
Made in Canada

Size Chart
着丈: 67.5cm
身巾: 60cm
肩巾: 48cm
リブ: 7.5cm
AH: 28cm

2017秋冬コレクション でリリースされた定番ロゴ フーディ。シュプリームの元ブランド・ディレクターである Angelo Baque (アンジェロ・バク) が手掛ける Awake NY (アウェイク ニューヨーク) のフーディもシュプリームや NOAH と同じくカナダ製。このフーディは、リリース後に即ソールドアウトを記録。アウェイクは、Awake NY オンラインストアに加え、UNION Los Angels (ユニオン ロサンゼルス) や Patta (パタ)、Slam Jam (スラムジャム)、Supply Store (サプライストア)、032c などの限られたリテイラーでのみしか販売しておらず、日本では販売していない。

グラフィックは刺繍で全体的に非常にバランスの取れたフーディだが、何点か残念な箇所もある。刺繍は、シュプリームには及ばないが非常に綺麗な仕上がりとなっている。

サイズ感は、やや大きめ。サイズ感はあまり気にはならないが、袖口巾が広いのが残念だ。フライスをもう少し伸ばし付けして絞って欲しかった。

縫製に関しては、NOAH の Core Logo とほぼ同じ仕様で、フラットシーマと3本針を使用している。他のブランドとの違いは、太番手の糸を使用している点だ。30番手の太い糸を使用しているため、同色でもステッチがアクセントになっている。

生地は、シュプリームや NOAH と同じ12オンス程度のヘビーウェイト裏起毛を使用。生地のクオリティに関しては、シュプリームや NOAH よりも粗く、ゴワッとしている。フライスも他ブランドに比べ、固くて張りがある。身頃は Champion (チャンピオン) の Reverse Weave (リバースウィーブ) に敬意を払っており、生地を横使い (*) している。

*リバースウィーブ
生地を横向きに使用することで洗濯後の縦縮みを軽減。また、サイド (細腹) のリブが横縮み防止と動きやすさを実現。

フードは、NOAH と同じく切り替え2つの3枚接ぎ仕様となっている。アウェイクのスピンドルも長いためカット済。後、一番気になる部分が、フードの重なりが女前 (右が上) になっていることだ。これは敢えてやっているのか不明だが、少し違和感がある。

アウェイクのフード裏は共地ではなくフライスを使用している。硬めのフライスを使用しているため、フードの立ちに影響はないが、個人的には共地を使用して欲しかった。

価値と価格のバランスに関しては、NOAH と同様に非常に良い。国内リテイラーが取り扱う場合、最低限2万円前半に抑えてもらいたい。

Awake NY 評価

生地の重さ (厚さ)
★★★★
生地のクオリティ
★★★
縫製
★★★★
フードの立ち
★★★★
価値と価格のバランス
★★★★



BIANCA CHANDON


Lover Hoodie
Price: ¥24,840
Color: Kelly Green
Size: Large
Made in Canada

Size Chart
着丈: 72cm
身巾: 59cm
肩巾: 49cm
リブ: 8cm
AH: 27.5cm

シュプリームクルーであり写真家、DJ、プロスケーターとマルチに活躍している Alex Olson (アレックス・オルソン) がスタートさせたビアンカ・シャンドンの代名詞と言える Lover フーディ。ビアンカ・シャンドンのフーディも上記ブランドと同様にカナダ製。フランク・オーシャンが「Nikes」の MV で、ブルーの Lover フーディを着用したことで一気にプレミアムが付いた名作。

グラフィックはフロッキープリントを採用。フロッキープリントは立体感があり、ラバープリントに比べ高く見える (実際、フロッキーの方が工賃が高い)。

サイズ感は小さめだ。特に AH (アームホール) から腕にかけてが他ブランドに比べて極端に細いので、買う際は気をつけた方がいいだろう。

縫製に関しては、ビアンカ・シャンドンも同様、フラットシーマと3本針を使用した完璧な仕上がり。縫製はもちろん、糸始末もきちんとされており、非常に綺麗に仕上げている。

生地は、シュプリームや NOAH と同じオンスの裏起毛を使用。身頃に関しては、Awake 同様にリバースウィーブ仕様 (横使い) を採用している。

フードは、NOAH や Awake と同様に切り替え2つの3枚接ぎ仕様。スピンドルはやや長め。

Awake 同様、ビアンカ・シャンドンもフード裏は共地ではなくフライスを使用。Awake に比べるとフライスが薄いため、やや心もとないが表地が厚いためフードの立ちは悪くない。

価値と価格のバランスに関しては、少し高い印象だ。筆者はオーストラリアの Supply Store で購入したが、シュプリーム含む国内正規品で購入するより安くついた。

Bianca Chandon 評価

生地の重さ (厚さ)
★★★★
生地のクオリティ
★★★★
縫製
★★★★★
フードの立ち
★★★
価値と価格のバランス
★★



KNOW WAVE


Heavy Workwear Hoodie
Price: $125 (送料込で約15,400円)
Color: Black, Royal
Size: Small
原産国不明

Size Chart
着丈: 66cm
身巾: 59cm
肩巾: 49cm
リブ: 11cm
AH: 31.5cm

思わず2色買いした Know Wave のヘビーワークウェアフーディ。先日、セクハラ問題で退任することになった Aaron Bondaroff (エーロン・ボンダロフ) がスタートしたインターネットラジオ Know Wave (ノウ ウェイブ) のオリジナルアパレルライン。原産国明記 (洗濯ネームすらない) がないが、Know Wave のスウェットは基本的にアメリカ製のため、このフーディもおそらくアメリカ製だろう。

特大のグラフィックは刺繍を採用。正直、糸切れも多くクオリティは高いとは言えない。ただ、プリントに比べると見た目は数段いい。

サイズ感・シルエットは、70年代のヴィンテージスウェットのような感じで、Sサイズとは言えないような袖の太さと長さ、そして、ヴィンテージ特有の長いフライスがとにかく個性的。シュプリームや他ブランドの裾・袖口のリブ巾7cmから8cmに対して、Know Wave は、なんと11cm !

縫製に関しては、2本針と3本針を使用したヴィンテージスタイル。アメリカ製らしいラフな仕上げだが、縫製は比較的、綺麗に仕上げている。

生地は他の追随を許さないスーパーヘビーウェイトの裏起毛を使用。さすがは24オンスのフーディを作る Know Wave としか言いようがない。フライスも身生地にあわせてヘビーなものを使用している。身頃は Know Wave もリバースウィーブ仕様となっている。

フードは、他のブランドとは仕様が異なり、切り替えなしの1枚仕立て (わ) で仕上げている。スピンドルはロープ状のものを使用。ただ、袖巾やリブの長さに対してフードが非常に小さい。被るのには向いていない。フードの立ちはスーパーヘビーウェイト生地のため問題ないが、フードが小さいのでバランスがあまり良くない。

価値と価格のバランスに関しては、生地のヘビーさと海外送料も考えれば、15,000円は非常に魅力的なプライスだ。

Know Wave 評価

生地の重さ (厚さ)
★★★★★
生地のクオリティ
★★★
縫製
★★
フードの立ち
★★★★★
価値と価格のバランス
★★★★



PATERSON.


Scatter Hoodie
Price: ¥30,240 (税込)
Color: Heather Grey
Size: Small
Made in China

Size Chart
着丈: 67.5cm
身巾: 58.5cm
肩巾: 50.5cm
リブ: 7cm
AH: 28.5cm

先日、当メディアでも特集した 新鋭スケートボードブランド Paterson. (パターソン) 2018SS コレクションの Scatter フーディ。基本的にカナダ製のフーディを展開しているパターソンだが、このモデルはおそらく刺繍のコストを抑えるために中国で作ったと思われる。

このフーディの最大のポイントがこのグラフィック。アメリカのお菓子 Starburst Candy (スターバーストキャンディ) のパッケージを彷彿とさせるカラフルなボックスロゴを撒き散らしたありそうでないグラフィック。刺繍のクオリティも高く、シュプリームのボックスロゴよりも針数は多い (刺繍は針数で値段が決まる)。

サイズ感は、他ブランドの Sサイズ感に比べ大きい。Know Wave 同様に袖が太く、身幅も大きめの作りとなっている。XSサイズから 展開して欲しいところ。

縫製は、3本針とロック付けを使い分けており、非常に綺麗に縫われている。中国でも綺麗な縫製工場はたくさんある。

生地はハリ感のあるヘビーウェイト裏起毛を採用。生地のクオリティと見た目は、6ブランドの中で断トツのナンバーワンだ。非常にきめ細やかで打ち込みも多く、ガサツなイメージがない洗練された素材。着てもシワになりづらいのも高ポイント。

フードの仕様はシュプリームと同じで、切り替え1つの2枚接ぎ仕様。スピンドルは長めだが、先が結びではなく縫製のためカットはしていない。身生地に合わせた杢調のスピンドルなら更にポイントは上がる。

このフーディで唯一残念な箇所がフード裏。フライスならまだしも、テロテロの天竺 (Tシャツ生地) を使っているため、フードの立ちがいまいち決まらない。おそらく、中国の縫製工場が厚い生地を縫えないため、裏を天竺に変えたのだろう (フーディはフード部分が一番厚くなるため)。本当にもったいない !

価値と価格のバランスは、日本の正規店 (WISM など) で買うと3万円オーバーとなり非常に高く感じるが、筆者はイタリアのセレクトショップ Slam Jam で購入し、合計 25,000円弱で済んだ (スラムジャムは24,115円以上だと送料無料)。針数が多い刺繍を考慮しても、中国製でフード裏が天竺というマイナスポイントがあるため、25,000円がギリギリのラインだろう。

Paterson. 評価

生地の重さ (厚さ)
★★★★★
生地のクオリティ
★★★★★
縫製
★★★★
フードの立ち
★★
価値と価格のバランス
★★★


トータルで判断すると、NOAH のフーディがクオリティ面とプライス面で一番バランスが取れている。ただ、Paterson. の今後の飛躍にも期待したい。

今後、フーディを買う際の参考にして頂きたい。好評だったら第二弾やその他のアイテムの検証も行っていく。

最後に、冒頭で述べたプレミアム記事の予告だが、第一弾は、atmos x NIKE によるコラボレーション特集。当メディア独占でフルラインナップ公開。また、atmos クリエイティブ・ディレクター 小島奉文 氏の独占インタビュー付き。第二弾は、5月6月リリース分の NIKE 新作フットウェア特集を公開する。乞うご期待。


Main Image & All Review Photos
©LIFEWARES Inc.


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