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FASHION 2018.05.02

SSENSE モントリオールに本店をオープン

6min

地元モントリオールの豊かな文化と
歴史的遺産を取り入れた旗艦店


2003年の設立以来、ラグジュアリー、ストリートウェア、アバンギャルドといった多くのブランドをミックスして明確な方向性を打ち出し、先駆的リテールを推進してきたカナダ発のグローバルファッション企業 SSENSE (エッセンス) が、従来のリーテルの概念を打ち破る旗艦店構想の一環として、地元モントリオールの豊かな文化と歴史的遺産を取り入れたモントリオール本店を、2018年5月3日にオープンする。

SSENSE は現在、136ヵ国で展開し、5,300万件にも及ぶアクセス数と設立以来2桁続きの高い年間成長率を実現している。また、コンテンツ、ビジネス、カルチャーの結び付きを追求するなかで、その視野は一般的なeコマース企業に留まらない領域へと拡大している。


店舗の特徴


SSENSE モントリオール本店は、418 rue Saint-Sulpice に位置する、延べ1200平方メートル (13,000平方フィート) を誇る5階建の建築となっている。世界的に有名なデイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツ (David  Chipperfield Architects) が手掛けたカナダにおける初めての設計でもある。モントリオールの街の象徴でもあるノートルダム聖堂に隣接したこの建物は、19世紀に建設された。歴史を感じさせるファサードの外観を保存しながら、その中にコンクリート構造をすっぽり包み込むという、建物内部の建物ともいえる造りになっており、コンクリート建築の全容が余すところなく明確に表現されている。

オンラインサイト SSENSE.com と双璧をなす、SSENSE モントリオール本店は、最先端のクリエイティビティ、交流、体験がテクノロジーの力によって融合する中心地となる。オンラインショッピングと実店舗の垣根を取りはらい、真にシームレスな行き来を実現する予約制のパーソナルショッピングは、SSENSE テクノロジーチームの開発した独自インターフェース (montreal.ssense.com) や専用アプリを使って簡単に行うことができる。予約サイトで予約を入れてから24時間以内に、ssense.com に掲載されている2万点以上の商品からお好きなアイテムを試着することが可能となる。SSENSE モントリオール本店は、パーソナルショッピングの予約専用の2つのフロアに、8室の広々したフィッテイングルームを備えており、予約したスタイリストと一緒に、試着や商品選びの相談ができるようになっている。

店舗は厳格なまでの正確さで設計されており、妥協のない打ち放しのコンクリート構造全体に、60cm間隔でグリッドシステムが埋め込まれている。これに沿って型枠が作られ、外からは見えないように配置した変換可能なソケットシステムによって、あらゆる機械のコンポーネントや、作動部分などの制御が可能となる。このグリッドシステムによって、柔軟性と機敏性が生まれ、ひとつの空間で同時開催される様々な展示の配置の変化にも対応が可能になる。

バーチカル リフト モジュール (VLM)
通常は工業スペースを最適化したりウェアハウス管理の改善したりするために用いられる VLM は、商品のデリバリーと予約注文の管理に不可欠なテクノロジーであり、店舗の表側で行われるアクティビティを裏方で支える立役者。

SSENSE モントリオール本店では、多様で意欲的なサイトスペシフィックなプロジェクトの数々が行われる。今、最も注目される才能が発表できる場を積極的に提供することで、SSENSE モントリオール本店は、ssense.com に止まらず、実店舗でもオリジナル コンテンツの制作に尽力する。


オープンに向けてのプロジェクト


1. Arca/Tormenta for Prada & SSENSE
旗艦店のオープニングを飾るプロジェクトである Arca/Tormenta for Prada & SSENSE は、 PRADA (プラダ) と SSENSE による、サイトスペシフィックなパフォーマンス兼インスタレーション。引き裂かれた自己の統一がテーマの “Tormenta” は、それぞれに特徴的でありながら相互に絡み合う3つの異なる儀式によって構成されている。これらの儀式において、抑圧されたもの、姿を現したもの、具現化されたものという、3つの互いに浸透性のある結合組織がひとつに収斂していく。言うなれば、これは自己愛と自傷行為の間にある薄いフィルムを強化する試みでもある。4月26日に行われたパフォーマンスの跡や残骸は、Arca とカルロス・サエス (Carlos Sáez) の監修のもと、インスタレーション作品として2018年6月3日まで展示公開される。また、今回のインタラクティブなパフォーマンスは、覗き見の視覚効果をもたらす複数のカメラが捉えた映像で構成され、現在は、tormenta.ssense.com にて視聴可能となっている。

tormenta.ssense.com
Screenshot

2. 限定カプセル コレクション発売
Arca とのコラボレーションによる PRADA の限定カプセルコレクション全4型を SSENSE モントリオール本店および ssense.com にて発売。

今後の SSENSE モントリオール本店におけるサイト スペシフィックなオリジナル企画としては、ヴァージル・アブロー、Moncler、ウェールズ・ボナー、DIS、ベルリン コミュニティ ラジオ、Heron Preston、Kwaidan Editions、ヴェジャス・クルシェフスキー、アムネシア スキャナーなどの作品を予定している。


店舗のクリエティビティ


店舗におけるクリエイティビティの追求の一環として、カフェでは、くつろいだ雰囲気の中で創造性溢れる食の体験を提供する。席数は34席で、モントリオールを拠点に最近注目を集めるレストランのオーナーシェフ、ジェイソン・モリスとカビル・カプールの提案する季節に合わせた市場直送の新鮮なメニューをご用意。カフェ全体をガラス天井が覆い、頭上に高々と広がる空と一体となった空間が楽しめる。

SSENSE 共同創設者兼最高経営責任者のラミ・アタラ (Rami Atallah) は、下記のように語っている。

SSENSE モントリオール本店 は、SSENSE を象徴するあらゆることを物理的に体現した場所です。過去15年に ssense.com と旧店舗で培ったインサイトが活かされており、将来のリテールが進むべき方向性を確立するものと確信しています。eコマースは、規模には制限されませんが、いくつかの重要な点で、例えば、人と人との直接的な繋がりを育成するという観点では、最適とはいえない面もあります。オンラインサイトと実店舗のシームレスな融合によって、これまでお客様のお買いもの体験に欠けていた部分を、埋めることができます。SSENSE モントリオール本店が、私たちのコミュニティ、そしてモントリオールにおける憩いの場となることを、本当に誇りに思っています。

SSENSE モントリオール本店は、永遠のベータ版というリテールのコンセプトを体現する店舗となっている。SSENSE の企業精神を体現する、この SSENSE モントリオール本店のコンセプトは、15年の歳月をかけて行ってきた綿密なテストや分析、実践から生まれたものとなっている。

カナダ・モントリオールに行く機会があれば、是非 SSENSE モントリオール本店にも足を運んでみて欲しい。予約などは下記 URL より。

montreal.ssense.com

あわせて、SSENSE 限定カラーの Fear of God バスケットボールスニーカーを下記のリンクよりチェックしよう。

Fear of God より SSENSE 限定カラーの Basketball Sneaker 登場





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